近松心中物語

KAATで長塚圭史演出の『近松心中物語』初日を観てきた。儚い2組の男⼥を描いた悲恋の物語。

元禄時代は今ほど多くの情報がなかっただろうに、一目惚れして1ヶ月足らずで心中を試みるくらい覚悟を決めたり、婿入りという規定路線のレールが敷かれ選択が許されないがんじがらめの人生に嫌気がさしながらも、『お前が死ぬなら⼀⼈で死なせはしない!』と男気を見せたり、どこか短絡的なんだけど、人間らしいエネルギーに溢れる登場人物たちに、こんな時期だからこそ心が昂る。

実は私たち夫婦は石橋静河目当てでいそいそと出かけていったのだが、和物で時代物で関⻄弁…大丈夫だろうか…という杞憂はまったく的外れで、チャーミングなお亀を見ることができてよかった!

劇中音楽のスチャダラパーは、普通の拍子でもどこかMPCサンプリング感いっぱいで、大阪の騒唄にぴったり。

そしてなにより全編通して、うっとり聞き惚れるくらいセリフが美しかった。

帰りは中華街の誘惑に負けずに帰宅。

04. September 2021 by admin
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a bicycle for our minds

25歳くらいのとき、『今までの買い物で最強のコスパだったものはなにか』という話題をオフィスでしたんだけど、そのとき男子のなかで圧倒的満場一致だったのが自転車、だった。

コンピュータは知性のための自転車だ(a bicycle for our minds)と言ったのは、スティーブ・ジョブズで、人間の移動エネルギー効率は生物界でビリクラスだが、自転車に乗ると圧倒的に効率が良くなり、他を大きく引き離す、コンピューターもそうありたい…

枕が長いが、いくつになっても新しい自転車欲しい自分に、VanmoofX3納品されました!

電動性能だけなら他のでもよかったんだけど、FindMyと独自の盗難プロテクションに惹かれて。組み立ては1.5時間かかった。

早速渋谷でアメリカ人2人に話しかけられて航続距離とtheft protectionと自動変速について盛り上がる。テスラ初期みたいなかんじ。

@vanmoof

27. August 2021 by admin
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Cold Beer Beautiful Girls

Somewhereを見る度にEd Ruschaの “Cold Beer Beautiful Girls”に目を奪われる。

今日はじめて知ったのだが、実はこれは Steven Dorffが映画撮影中にEdのスタジオにいったときにちょうどプリントを制作中で、Sophia CoppolaもEdのファン(パリのアパートにDennis Hopperを所有しているらしい)だということで、映画のセットに使おうと持ってきたらしい。

Chateau Marmontに早く行きたくてたまらない

19. August 2021 by admin
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STUTS

まったくピアノを弾けないが、幼い頃に一瞬だけ習ったことがあり、そのときまったく解せなかったのが、休符である。なぜ音を出さないのに楽譜に記載するんだ、と混乱した。

少し年齢を重ねると、音楽に限らず、休符 (rest)は助走になったり、余韻になったり、よい流れに欠かせないものだとわかるようになってきた。

昨晩はSTUTSがBACK TO MY ROOTS – 自身のルーツとなるDJセットをやるというので見てきた。

自分MPC叩く前はDJやってたんです、アナログでDJなんて何年振りだろう

と言いながら一曲目のATCQのBuggin’Outからはじまり、Pharcyde、Common、Eminem、Snoop Doggの合間にMicrophone Pager、BUDDHA BRANDを挟む。オーバーエイジ感涙の選曲。

30分くらいで会場を後にしたのだけど、あのあとの展開が気になる

いいDJは、ミックスの巧拙だけではなく、いいタメというかブレスというか、休符があるものですね

Presenceの松たか子が歌う部分も、歌謡曲的なタメが好きです

06. August 2021 by admin
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Mame Personal Archive

数週間更新が滞ったことは誠に遺憾です

#10mamekurogouchi @長野県立美術館!! 10年間の創作活動に横たわる通奏低音を、10のキーワードで紐解く、という企画だったのだが、ほんと素晴らしかった。

日記ノートや陶器の破片、擦れた小説、旅先のスナップまで、ありとあらゆるパーソナルアーカイブ=彼女のヴィヴィッドな経験を垣間見ていると、彼女にしかできない創造への喜びというか、愉楽を感じる。

愉楽的なことは、探求の先にしかないし、科学的な努力と、積極的な意志がなければ、成立しないものなので、途方もない試行錯誤の対価を露わにされて、ぽーっとしながら帰りました。常設の霧の彫刻のせいでもある。

写真は、青。

01. July 2021 by admin
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外野

最近、「外野がとやかく言うことではない」という態度はことさら大事だよなー、とサウナ友達(今っぽい括り)と話した。

あなたがそれを信じていて、大好きで、没頭できるのなら、それは才能とも呼べるし、誰にも奪えないことだから、やり続ければいい。

そう言うふうに、外野は黙ってろ!とノイズを遮断できることは、とても大切なサバイバルスキルなのだけど、なかなか普通の教育的な枠組みと馴染まない。少なくとも自分はそうだった。

しかし外野は黙ってろ、という語源はなんなのだろうか。野球人からしたら、長打が出た時に外野抜きでは試合にならないので、外野も立派なナインのはずである。

とすると、外野とは外野席、のことだろうか。しかし応援に来ている外野席のファンは大切なコミュニティの一部なのだから、それをないがしろにするのもいささか同意できない。

誰か語源を知っていたら教えて欲しい。

今日も渋谷駅のここを通った。見るたびに自分の中に毒を持て、という感じになる。

01. June 2021 by admin
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全ての装備を知恵に置き換える

『全ての装備を知恵に置き換える』のだ、というフレーズが、イヴォン・シュイナードと石川直樹の会話で出てくる。

イヴォンに言わせれば、世の中に溢れるモノに背を向け、Tシャツにショーツ姿でEl Capitanを登る人こそが世界で一番素晴らしいクライマーだという。なにかとギアを揃える自分とは正反対だ。

ちょうどそれを読みながら訪れた森のなかのピザ屋も、完全にセルフビルドで居心地がよかった。しらすのマリナーラとほうれん草豚バラ肉のピザを食べる。

未舗装道路を通るので注意。中軽井沢CC目指していくとわかりやすい。リアエウ、で検索。

旅する人の文章は、旅へ誘う力がある。

17. May 2021 by admin
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愛って

10代のとき、貪るように音楽を聴き、ライブハウスに足を運んでいたのは、音楽が自分にとって本当に必要で、切実な体験だったからだと思う。

今は歌詞に共感するとか、懐かしいとか、いわば趣味的に音楽を聴くようになった。

趣味的なことが悪いことではないが、絶対生活に必要だという切実なインプットを欲し、情報を貪る時のほうが、快楽がある。

先日、駒沢のnicoで、10歳年下のミュージシャンの友人とテラスで会った。音楽が自分にとって切実なインプットではなくなったのはなんでだろうと尋ねたが、音楽が生業である彼には愚問だったなあと、あとで反省した。

で、彼が、我々夫婦の特別な時に歌ってくれた曲があるのだが、それを別のアーティストに楽曲提供することになり、新しいアレンジのもと、ちょうど今夜公開されるのです、というので、夜にイヤフォンで何回も聴いた。

とてもいい曲なので、音楽を必要とする瞬間があって、自分がいままで知らないことを知ることが好きな人に、もっと届くと良いなと思う。

adieu (上白石萌歌) – 愛って
@moka____k
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作詞作曲 古舘佑太郎 (原曲 僕から君へ)
@furutachiutaroo
編曲 Yaffle @yaffl3

@the_firsttake のYoutubeにて視聴

14. May 2021 by admin
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